プーチンは、海外のロシア人を守る必要があるときは軍隊を出すと正式に表明したとのこと。ちなみに、北海道のアイヌ人はロシア由来とか???
行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログの新着ブログ記事
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落花しんしんひととき空に遊ぶかな 肋骨のごとき雲行く春の空 白椿ぼてぼて落ちてよごれけり 花衣高崎山のニ三日 菜の花の坂下とほく沖光る
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春深し無為なる時が身を癒し しんしんと春宵の時身に沁むる よくふえて黄の田平子の嫌はるる 見守りを負ひたる重さ鬼野芥子 長閑さや愛狗にうたふ仔守唄
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孤高の画人白昌 画人白昌豊後南画の花盛ん 白昌書「春ゝきニ名月」秋気満つ 春宵の画人白昌多弁なる 平成丁丑紙上に梅の香が満つる 白昌の心経清し春の宵
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居酒屋といふに卯波の音をきく 下のゐの句の少なきを春愁ふ 井桁とふ父家の紋も遠霞む 草笛を吹いて故郷の日々おもふ 四本のなづなの花や庭したし
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230329詠 ゐから始まる句自作に少なし 居酒屋に千金の夜呆と過ぐ 井戸深き父の生家も芽吹く木々 居間に起き未明千金の静寂中 居ながらに事務室に見ゆ山桜 居場所なき夢覚めし朝春の鬱
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菜の花や趣味を仕事に包摂し 趣味仕事主客未分に花盛ん よくもまあ夢追ひきたり過去朧 かぎろひの坂は過去へと遡る 沖とほく遠くかすみて一生(ひとよ)よし
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白魚の進化は白といふかたち 単簡を是とする自然白魚は 老梅の枝をさし木して命継ぐ 土堤青む川辺は心水になる 猫柳山と隔たる間がきよし
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ヘルパーも家政婦もよし福祉の春 後見の法の間埋めんケアの春 後見は法の過剰にて家族さへ介入不能のケースありとぞ 司法行政薄むる深化ケアおぼろ 春日和新しきケア創るべく 非営利を骨格にケア探る春 民間且非営利の仕組を
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老身にやさしき微風春ヒーター 春子出てたちまち天白どんこかな さし木せし梅に小葉いでそむる 辛夷咲き津軽の海の思はるる 連翹の咲けり隣の独居にも
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愛狗癒え花の昼などなく眠る 病して犬弱りたり桜咲く 春燈や波乱万丈なべて夢 春彼岸母はすつかり黄泉の人 七十二へとまつしぐら花菜風
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沈思する街の一時花の雨 街上がざわめき花の風が過ぐ 麦踏めり母の後ゆく安らかさ 少しくはためらひ声で鬼やらひ 甘茶寺への人の列両子谷
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書士業を十六度目の春に閉む 書士会に証返納し鳥雲に 働きし四十八年酸葉長く 白花の蒲公英場所を変へて増ゆ 正業の行田法舎立つおぼろ
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赤心亭行田法舎夢おぼろ 非営利をとことん目指す花の昼 まづもつて叔母のケアより花咲かす 老介護身障介護花三分 奥沢に見し花筏花の夜 かつて住んで
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芽吹くまま春子は喰はる蛞蝓に 目借時変体の屋と遍に悩み 白花蒲公英ニ場所増やし咲きにけり 本性を現じし美かも花盛ん 西田先生活動説 つぎはぎの睡眠ノルマ転寝も
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木瓜さくや我は惚作老い果てて 夕まけて降る春の雨榾木にも ふりそそぐ白き光や雪柳 花落ちて白花椿褪せゐたり 耕しや十薬の根を引つこ抜き
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耕耘機ぐらりと父もともに揺れ 長針のコトリと進み目借時 もう休みたいぞと止る田鋤牛 農具市発動機の輪たのもしき 無残かな野を焼いて命更始とは
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ひとり言(ご)つ画眉鳥(がびてう)を聞く長閑かな 変体の仮名の歪みも目借時 白木蓮(はくれん)の宇宙(そら)へ向かひて咲きにけり 沈丁の香りて季(とき)を確固とす 田打してでんぐり返し出来ぬ田に
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力溜め未発の中の花待たゆ 開くまで力を充す花の下 ベクトルの矢印が好き辛夷さく 放たれし矢が地に落ちて草青む 掌に載るほどの園庭の春
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千年前の随筆かこれ花衣 平仮名の生るるさまかな花吹雪 春愁や人の心の善悪に 春の闇自他を隔つる淵がある しんしんと未発の中の花息吹
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失敗の報踊る日に土が降る 失敗を喜ぶメディア春埃 迎合をせぬ頑なに春の雨 安寧は時来れば咲く梅の花 ドクダミを掘ればそこここ蕗芽吹く
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愛狗病み食を拒むや土降る日 蛇穴を出でたる日より嫌はるる 蒲公英や時を遡り得るなら 春愁やテレビに顔のシミが出て グローバルとふ偏向化沖おぼろ
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啓蟄のひらく他動の意志おもふ 終焉へ歩める春か我も狗も 母逝きて丸一年の涅槃かな 夕帰路尓弥生小望月海能上 万葉仮名で サエちやんの一年忌なる涅槃かな 母呼称
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千金の夜に癒ゆるべし嗚呼愛狗 愛狗寝ていま千金の寝息かな 日の上り流氷既に地を離る ウトロにて 畦焼いて老終章の農に就く 耕牛に鋤重からんしきり引く
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匂ひ立つナバ(椎茸)御飯かな春の夕 春めくや石敷のみち目映ゆくて 上り下りの車も長閑鶴見坂 うらら日に愛犬がまた病を得 耕しやわきてどくだみの根を除き
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俳句も少々マンネリ気味ですが継続に意義を見て続けます。この後確定申告のP/L B/S 変動作成。 230309詠 春昼の書士に一大仕事入る 春宵に練る新しきケアレール 非営利の担保を探し春愁に 千金の夜ケア案のなほ未解 事理弁識不能時難し春の問
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真夜に吹く涅槃西風かな仏陀の日 国を盗り海を埋めて虚し春 強に与む人のあはれや土降る日 平等の互恵の理想沈丁花 春深し凝も深しよふくらはぎ
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師の逝きて二十五年か二月尽 師の忌日二月尽なるアリラン忌 小学の四年を師事し卒業す 朝鮮の師範出の師のアリラン忌 小学時聴きしアリラン二月の忌
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貧たれば心豊かに弥生かな 鎮台に戦死のうから過去おぼろ 田邊善三郎 善三郎死して我あり涅槃西風 春一閃朱に交はれば赤くなる 突如ひらめき 句作して時の速さや弥生けふ
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存在を尋ぬる句作アリラン忌 元三浦梅園学会長財前豊弘師忌日2月28日 反観合一ニの一元気春山居 血肉ほぼ先師に根づくアリラン忌 先師唱ひしアリランの唄謝恩会 知恵もてと恩師の言葉卒業日
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日々我のコギトエルゴスム春未明 自他に立つ恒等式に生き弥生 春はあけぼの変体仮名にある歴史 もののふの義に及ぶなし老の春 そらみつこの国よけれ辛夷咲く
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末黒野(すぐろの)や射撃場隣る大野原 十文字 雪解けの道雨が池へと登る 剱より出でしと掬ふ雪濁り 流氷や宇登呂の海の悲史いまも 葦を焼く人いまはなし水の音
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げんげ田や眩しきアストラガ(ラス)カーペット 無くしたる土のドクロのげんげ田よ 寝転んで見た青い空げんげの田 菜の花や故郷くにさき浄土なり 春宵や四方(よも)なる闇の音の中
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あぢさゐに朝よりやさし木の芽晴 母の忌を修して更に水温む ふるさとの溝に我が知る蝌蚪の紐 蝌蚪の紐いのちは流我も亦 踊子草の宴酣に帰り着く
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春雷や闇破られてすぐに闇 一歩づつ脚を踏み出す雨水かな 啓蟄の来向かふ頃に引籠る 春泥を爪に残して代書室 無位無賞の一生もよろし春炬燵
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雨水過ぎて街降る雨も山は雪 春の雪古き挫折の残滓(ざんし)とも 幻想に狂ひし普京戈の春(独善・普京>幻想・宇、の構図の暴走) 退化せし世に春の雷暴れ出づ 愛犬の喉を拭きやる梅日和
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春深し心に孤独住まはせて 希望をも乗せて吹きをり春疾風 刀自命様咲きました梅の花 山は鶴見海は別府湾朝の月 犬よろけ己も蹌踉け老の春
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瓜生島の伝へも経りぬ湾長閑 春一番をりをり吹けば心晴れ ふくらはぎ揉んで貰ひて春の昼 長閑かな寝ねれば跳びし一時間 麗かや海山統ぶる出湯街
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春一番やさしさを呼ぶ音も容れ 未明しばしの春一番のあとしじま 春未明犬の快癒のなほ途上 ぎしぎしを庭に生ひしめ野とおもふ 草青めど矢筈豌豆伸びて摘む
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有明の大弦月(だいげんげつ)や春めきぬ ありあけの大弦月も朧かな 春子いづ榾木(ほだぎ)朽ちしと思ひしに 春はやてらし遠音の迫り来ず 老といふ諦めに吹け春疾風
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一本の朽木を捨てず春茸(はるこ)出る 朽ちしかと思ひし榾木春茸吹く 春泥を目地にと詰めて庭遊び もののふの命を守れ佐保姫は 梅の木を挿して祈るや安寧を
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春愁の里山剱には如ず 寒うして只事ならずこの春は 曇の下に四国が見ゆる春の沖 春寒し父母の亡き欠落も 春泥に触つてみたく庭いじり
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縮まりし心をほぐせ春の風 黄水仙黄の光浴むいやさかよ 東京へゆくんかいいな春の雲 食む口に茅花の甘さ過去遥か 春の夢ありしと歩む川の土堤
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雨の音やさしがはたと冴返る 土叙の地震(なゐ)術なく祈る戻り寒 農事暦読みてひらめき梅を挿す 春寒の雨にさながら心閉づ 母の忌や春のオリオン被さり来
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春深む五上四下の音階も ホ短調の我が歌声を春宵に 虐めらる夢千金の夜に目覚む お袋に後に従いて麦を踏む ラッカイネの田 春宵に弔ふ土叙の御霊をぞ
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千金の夜音階の謎を知る 冴返る仕掛くる国はみな潰れ 愛狗癒え命令戻る春の昼 犬に合ふ忠義の一語水温む 街に住み春耕といふ庭いじり
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夫婦一頭無為に至るや春炬燵 原色のCM疎む春の冷 春の温室(むろ)パイナツプルが熟れてきた らつさんといふ愛犬と春炬燵 春の雨音なくぬるる路悲し
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一如とふ如一に気づく午後長閑 和製語の一如は如一正す春 土叙の地震(なゐ)佐保神さへや贄(にえ)執るか 人の愚は斯様と佐保の神言ふか 土叙ニ国弔ふひとり春未明
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中国哉気球外警無法春 ㄋㄏㄎ(NHK)内有電視台春超寒 徐徐地蕗薹大了春深了 我望是和平耳哉春風裡 老我的超喜歓是春炬燵
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調号のわきて♯の謎二月 音階は神の調べか水温む 残雪の固き汚れに心澄む 七十一歳春前蹴が完成す ♯一個の五上四下に風光る
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テトラ核は無有の界ひ(さかひ)涅槃西風(ねはんにし) 中性子核生成成功に 撥ねられし猫いつか無く路の春 路の猫いつしか春の塵となり 石蕗の絮(わた)摘むやいづこに撒かむかと 大人(うし)逝きし静寂あはれ春の風
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班雪(はだれ)もちほのをほのめの神の山 春の霜母逝きて早一年か 雪あはく湯郷温研いまはなく 薄氷(うすらひ)を置き蓴菜の池といふ 終活の家系図整理春浅く
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左背に朝の春日や坂上る 春の夕満月の下欠け始む クレミンナリマンへ食指邪鬼二月 質量のなき原子核生れし春 春寒や心といひ何かを知らず
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脚弱き老犬に寒明けにけり ニン月や音楽のなき床につく 雪嶺の際明るみて春となる 夕空に満月春の立ちにけり 東風吹いて心動けど釣に行かず
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ひんがしに十四夜月や節分会 春立つて中国気球米を飛ぶ 春いまだ寒き路上の陰を過ぐ 節分会日々平凡を幸として 帰路に見る春満月を愛でにけり
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春立つや夜尿ついでに早起し 立春や早起分は炬燵寝に 右肩に帯状疱疹感じ春 イブ飲んで生態系も春にする 浅春のアメリカ上空気球飛ぶ
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長ドラマ大声に倦み老いて春 俳句三昧全て句材の春来る 後進へ継ぐツイッター春立ちぬ 行く道に芽吹乏しく寂し春 ささやかにせし鬼やらひ満ち足らふ
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衰へて夫婦一頭鬼やらひ その方(かた)に幸確(しか)とある恵方かな 豆撒いて七十一個食つてみるか 未明の居間庭は蕗の薹太りゐん 南南東のやや南とふ恵方かな
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非道への空しき非力我の春 ワグネルを忘れてならず二度の春 ロシアとふ巨大な負力退かず春 拷問虐殺敢へてぞ記す春又来 佐保神の兆しを見とめ青き踏む
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二ン月の草の幼き香を愛す つくばひの氷昭和が生きてゐる 万作の黄にほぐれたる平和あり 猫柳池あるゆゑに池へ歩む 庭の草よごれ汚れて年越えし
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いま歩いてやっと事務所に着きました 昨日の夕方少し春一番らしき風が生暖かく吹いたのですが、今日は少し寒いです 「冴返る」か 230202詠 連祷は成長なるよ四温けふ 連祷の沁みたるわれに日脚伸ぶ 連祷の磴上り来て春日浴む 連祷のみるみるうちに雪柳 連祷の時熟すれば花れんぎやう
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冬更けて俳句三昧定着す 炬燵のうへに紙片置いて句現待つ 老いにつれ子どもに戻り蜜柑剥く 赴くまま心を遊ばせ冬一日 ふるさとは遠くなりたり霜柱
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音楽の夢締め括り春を待つ ラストアルバムFINALEをなし冬送る 母の亡き身を整理して春や来ん 一趣味を了へて身軽に春隣 冬の蚊とまがふ飛蚊も今追はず
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耳弱くなりヒーターの音の中 しんしんと寒さ極まる闇の音 冬ざるる心の内に灯し欲る 冬草の凌ぐ力を羨しみぬ 粉雪ふる街は朝より暗うして
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大雪のどつかと降りぬ戦争も 凍路(いてみち)をカニの横ばひ出勤す 凍結を調ぶる老が朝歩く 愛狗癒えこの冬一の危機を越ゆ 寒き朝H II四六打上がる
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大雪の降つて一気に過去の中 日もすがら雪を恐れて眠りけり 窓外の闇の無音は雪積むか 寒中の脳裏を写す句作かな 暖房の音かうかうと外は雪
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牛乳を搾れば赤字とふ寒さ 分業が機能をなさず酪氷る 平和なれ経済軍事春隣 大国が世を掻き乱し冬ざるる 月暦の新年にして愛狗癒ゆ
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春近き月新年となりにけり 月暦の大旦にして人移る 冬芹の群生ふる庭日々したし さきがけて蕗の薹いづ狭き庭 冬帝の降臨すると報さわぐ
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愛犬を何とか救ひ炉にいこふ 若き日は奮闘したり老いて炉辺 世の寒さ例へば民の私物化も 湯湯婆に守られ日々を辛うじて 冬更けて心逆まく波がある
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蝋細工を出でし蝋梅夢現 缶ビールを寒ビールにて晩酌す 二時間を寝ねたり寒の午後の雨 いつも行くわが家に寄らず寒夜の夢 小鳥食ふこと今はなしおでん酒
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冠毒の流行鎮まり春近し 春節といひて火葬場不足とも 中国 国際は混沌として春へ向く かすかなる希望か梅の蕾増え 待春の心いや増す老我に
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ラさん癒え高速パタす春隣 愛犬の癒えたり炬燵側に寝ね 平成昭和へと遡及して露宇混沌 国よりも心凍つるか侵略し 愛犬の癒えて凍てたる心解く
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ラさん臥して全てが揺らぐ冬麗も 狗の病めばみな意義が消ゆ寒行も 愛狗とふ存在揺らぐ寒さかな ヒーターに寄りて愛狗の治癒を待つ 大寒の此岸へ愛狗連れ戻す
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けふこそは狗を引き戻す寒の内 食べてゆくことこそ一生四温けふ 待春はすなはち回帰快癒とも 狗が恋ほし抱く者なき腕寒く 代書室の窓外白み日脚伸ぶ
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寒の水一碗に愛狗入院す 寒天へ祈るや愛狗帰れとぞ 愛狗ゐぬ寒夜空しく祈るのみ 七時前明るさ少し日脚伸ぶ 日脚伸ぶ神のご加護をらつさんに
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くすり水なりや寒九の十薬茶 薬喰けふより兄と長寿走 山茶花や一木の囲り子らが寄る 蝋梅の色乏しきに黄の光 寒九かな雨徒に路にふる
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耳鳴の「冬の蛙」がしげく鳴く 愛犬が物食はずなる寒天下 徐に別離は来るか春隣 寒鴉一声鳴けり愛狗臥す らつさんの延命祈る寒の内
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田舎より呼ばれて鹿の薬喰 七十一歳寒九の鹿を薬喰 しづかさや寒九の雨は路面うつ 底深き自他の闇なる寒さかな 冬芽とふ未来をいだく街樹とも
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虎落笛闇は自から明かせとぞ 北吹くや波乱万丈いま愉し 風邪ひいて脳にさながら笹子鳴く 水眼で布団の宇宙のぞきけり 冬ざれの無精男としてこもる
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皿に載せ桜餅とふ歴史かな 寒の昼クルボアジエが胃に沁むる 続くのも歴史と寒き代書室 燗酒を「御燗限り」となし候 雑煮なるごたまぜに帰す残生か
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神職の総角結びとふ淑気 実相寺山を巻くみち笹子鳴く 日すがらに眩暈のつづき寒に入る 七草を節目になすも真秀らなる 日溜の土手がやさしや境川
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人日やもろ草の効賜らな いばら道来ていまは無為日向ぼこ 野に遠く生きて七草粥を食ふ 故郷に父母の亡し七日粥 寒うしてこの頃はせず泥遊び
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縮まりて昴さながら寒に入る 湯たんぽを無上の幸と抱き込む ヒーターを寄せては離し書士一日 夢のある象(かたち)に冬木芽を抱く 冬麗を愛すや何を欲るとなく
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融かすとふ命の上に雪降るか 作務として洗場掃除事始 目に見ゆる希望とあふぐ冬芽かな 未来への道しるべとも冬木の芽 老といふ時の長さの寒夜かな
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俳人中原道夫氏の次の句を発見感服した。氏には久しく会ってないがご健在のよう。 トロ・ニトロ寒の口腹少しづつ 中原道夫
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古希古希と癸卯淑気の骨の音 扇山の扇に吹かれ風の花 夕湾にいさり火船や三日はや 初詠の句も老人の影すこし 愛犬と妻との仕事始めかな
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みまかりし母過去となり去年今年 予後二年令和癸卯の年明くる 手を添へて階段上るのも淑気 いつの間の日差かうれし初明り すぎゆきの積もる大地に冬木の芽
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初凪や別府湾なる朱のたひら 代書室むすびやなぎを輪飾に 賀状なく1四半期代書報 独楽澄んで洗濯板を宇宙とす 左義長の無常の炎とぞ浴むる
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日溜の山の平に小鳥罠 餌を欲ると乗る枝落つる小鳥罠 雪に弱る小鳥を見れば汁に欲る 肉なき日父捕へたり兎の一羽 鳥兎鹿狸汁冬の幸
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卯年明け探査機白兎月へ飛ぶ 廃校址(はいこうし)かつて探しし雪蛙 ふる雪のふれてはきえて花八手 元日の古墓隠す山しづか 父母の亡き初御空青ふかく
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みなさん、日々の速さは今年も同じようで、もう仕事始めの日です。4時半過ぎには事務所に出るつもりです。今年もよろしくお願いします。 230104詠 初明かり先づは硯に受けとめて 初刷の代書屋報の句三昧 書初や久しくなりし左書き 淑気かな湯出しの蛇口空噴きも 去年今年まづ心庭がゼロとなり
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火売神社にお参りしてきました。これで一安心です。
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令和癸卯の年が明けました。新年を祝し、皆様のご多幸をお祈りします(^^)
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早々と仕事納め式(形だけ)を済ませ ました。みなさん、今年はお世話にな りました。来年も4日に仕事始めをし ますので、よろしくお願いします。で はよいお年を!
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今日を今年の句を詠む最後の日とします(前倒し詠にて) 雪しきり風まで出でて降参す 虎落笛高度社会を見透かして しんしんとおほつごもりの懺悔かな 一年の憂を行かし大晦日 平凡に蕎麦食ふのみに年送る
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みなさんよいクリスマスを(^o^)!
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小鳥罠に使ふ櫨の実棒で突く 小鳥罠バネの冬木を曲げてみる 打詰(うつつめ)とふ小鳥罠にて鵯(ひよ)狙ふ 瓦落しの小鳥罠に落つ冬雀 小鳥罠肉のなき世に肉を狩る
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山茶花や国を喰はるること勿れ 石蕗の花このまほろばに身を生かし 火を焚くや清き炎でありぬべく 川岸に水振り落とす鴨らかな 日溜の土手がしたしき境川
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「サンタ来るかな」兄に囁き寝ね(いね)につく 手袋を待ちこがれゐる聖夜かな サンタ来し五十円玉と林檎一つ ネオン街人のまばらに聖夜かな 冬涸の川にかすかに水の音