2017年10月のブログ記事
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もう事務所ではヒーターを入れています 何だか一気に冬へ向かうようですね 家ではずっと前から湯たんぽ もうとっくに冬モードです 仕事では農用地取得法人は完了相続が大詰めです ただ一件難解事案も入っていて年中頭痛しです ものなべてモードが替る冬隣 田辺風信子
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最近面白い方言を一つ思い出しました それは「うとんぽこ」です 例えば竹の中やスイカの熟れすぎたものの 内部の空洞をいいます 「そんスイカは中はうとんぽこじゃあわい」 などと用います それにしても語源の不明な不思議な言葉ですね 老づきて脳うとんぽこ天高し 田辺風信子
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成熟を求めてわれは生き来りいつしか老の寂 静ちかし 朝より蝉しきり鳴く声きこえ蝉も移ろふ時を 惜しむか おもふまま生きて来にけりいくたびか死を免 れしさへ美しく 鈍き音たてて花火の上がりしが息みてあまね く静寂が充つる 海見ゆる坂道にして鶴見坂あたりことしの白 粉花が咲く
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経済の過大需給の醒めしより久しくつづくこ の閉塞は 道のべにおしろいの花さく見れば震災後の炎 暑が空し すゑし香を放ちて梅の実の腐る庭暑くして風 のなき午後 いくばくか饒舌となり一日終ふ収入上がりし 夕べにあれば しきしまの大和の土に生れたるをのこの吾は 多くを欲らず
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三万首は詠み棄てにけんひたすらに生きの証 となすはかな事 をやみなく梅雨のあめ降り宿酔のにぶき思考 を半日保つ 農家より鎮台に上がり戦死せし先祖善三郎を 時折おもふ をりをりにこぶしを握り自らに力のありとひ とり喜ぶ 世の中は混沌にありとりわきて若き者らに仕 事のあらず(平成二十三年六月)
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田蛙の声あふれゐん故里に久しく行かず母し おもほゆ 茉莉花の茶をのむときの幸ひやわが口中に命 を満たす 無何有にさながらあそぶ香りにて茉莉花の茶 はゆたかならずや 反物質の水素を十六分捕へしと新聞に知る信 じがたしも 反陽子反電子より成るといふ反物質を知るは 楽しゑ
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いままで泥縄で動いています 大分に行き昼から別府国東と動き回ります 今年最終の仕事であるだけに楽しみたいのですが 仕事がそうさせてくれません ニーズがあるだけよしとせねば・・・ 秋霖が淋しい美味い物でも食うか 田辺風信子
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今日は朝から氷砂糖3個頬張って奮闘中です 年をとると時々体がだるいことがありますが 甘党の私は(酒飲みのくせに?)この氷砂糖でOKです この後相続事案で国東方面に出張します しぐれに降られながら国東半島の秋はいよいよ 深まっていることでしょう くにさきの悲歓離合の秋ふかし 田辺風信子
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あかりんこ即ち渓の明りの子沢蟹赤くせせら ぎに棲む 日を過ぐすこと易からず未明よりわが進むべ き道などおもふ 庭なかの柿の紅葉始まりて秋の深まる頃の寂 しさ 断捨離もおほかた済みて何をせん未来へ歩む 目標が欲し 熟したる柿の美味さは比類なし昔あそびし刈 田をおもふ
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暗い雨がじとじと(時にぼたぼた)降っています 秋しぐれという雰囲気です この雨で黄葉・紅葉が進むことでしょう うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火 のイメージにぴったりです 年末に向けてもう少し仕事をするかなあ うしろの背なにしぐれを任す 田辺風信子
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