行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログ

医療福祉と文芸が専門の田辺と申します。どうぞよろしくお願いします(^o^)

2017年7月のブログ記事

  • テレビ砂漠

    深夜に起きて打坐や作務をし ノルマの5句ができないときなどテレビを見ますが まったく見る気分になる番組がないです チャンネルが12ほどもありますがまるで砂漠状態 テレビが機能しないので 何かほかの娯楽を探そうかと思案中です 日中もまた偏った発言の異常な政治番組ばかり このごろすっかりテレビを諦めま... 続きをみる

  • バー・レモンハート

    真夜中の番組にバー・レモンハートというのがあります 中村梅雀さんがバーのマスターとなって名酒を巡って お客さんの人生模様が展開するという内容です その中で最高級のベルギービールがあることを知りました 名前は「グーデン・カルロスキュヴェ・ヴァン・ド・ケイゼル」です 750mlビンで2700円くらいし... 続きをみる

  • バンドワゴン効果など

    昨日ニュース解説で元東大総長の佐々木毅先生と 慶応大学の曽根泰教先生のお話をききました その中で難解な語「バンドワゴン効果」と 「メディアリテラシー」というのが出てきました 前者は流行しているという情報が流れることで その選択がいっそう強くなることで 後者は情報評価識別能力のことです なるほど今は... 続きをみる

  • 二重国籍問題

    オーストラリアでは二重国籍の国会議員や閣僚が 相次いで辞任しているようです それに比べて日本はほんとに大らかな国だと思います 日本で二重国籍を追求するとレーシストだなど逆批判を受けますが 自分の身分上のことをきちっとしてくださいねとの指摘は まったく当たり前のことであり理論の摩り替えだと思います ... 続きをみる

  • 予算委員会

    昨日予算委員会のテレビ中継を見て感じたことがあります それは「仮に~した場合は」という推測や 「私はそう思っている次第です」など単なる思い込みが 堂々と語られていることです 要はもう一歩進んだ裏づけや根拠もなく あの神聖な国会議事堂で議論されているのです 少なくともわれわれが地方議会に関わったとき... 続きをみる

  • 坐禅を初めて体験した場所

    八王子山間部の狐塚という所に興慶寺という禅寺があります そこは「夕焼け小焼けで日が暮れて山のお寺の~」のお寺です 近くには小川というか谷川が流れていてカジカも鳴いています いまから35年前その寺で友人S氏とともに坐禅を体験しました 30分、40分、40分の3本だっただろうか あのケイサクで叩かれる... 続きをみる

  • 歳時記秋補強15・完

     田辺風信子詠5句 馬車ひきなりし玖珠の萬(よろず)さん渡り杣(わたりそま) 祖父なしし築山(つきやま)の松新松子(しんちじり) 祖父清くかつ強かりき椿の実 ななかまど赤し洞爺の秋速く とろろ飯食ふ些事(さじ)なるを無上とす

  • 歳時記秋補強14

     田辺風信子詠5句 自信なきさまに谷地田(やちだ)の案山子(かかし)かな 牛蒡引く過去の勤はさにあらず 鹿狩ると五体(ごて)よき勢子(せこ)ら対(むか)ひ来る 新酒とふCICALA(チカーラ)を飲み力いづ 干柿提げてカズヨ大叔母里帰り

  • 歳時記秋補強13

     田辺風信子詠5句 ふるさとに紅葉しぐるる両子山 芦(あし)刈つて駄(だ)に与へやる頭(かうべ)撫(な)で いくらかは見栄を気にして赤い羽根 まくりといふ労働払ひ稲刈す ミレーの画思ひ出しつつ落穂拾ふ

  • 歳時記秋補強12

     田辺風信子詠5句 八間石(はちけんし)より越し始む秋の山 半島のくがねの稲田見とれけり 広々として寂しくも刈田みゆ ひつじ田に朝もや立つや佛里(ほとけざと) 稔りよき両子の稲田見て帰る

  • 歳時記秋補強11

     田辺風信子詠5句 秋の雷(あきのらゐ)とほくの闇に山浮かぶ 秋晴に港を見んと来し夫婦 靴脱いで歩んでみるか秋日和 菊月夜(きくづくよ)いにしへ人の魂(たま)のこゑ 秋の田の人を生かしめ生かされて

  • ことしの蝉

    今朝初めてクマゼミが鳴いていました 梅雨明けが近いのかもしれないですね おととい一つ庭木の葉に 蝉の抜け殻が着いているのを見て 予想はしていました 今年も暑くなりますよ ご自愛ください!!!   じるじると鳴くには弱し今年蝉  田辺風信子

  • 歳時記秋補強10

     田辺風信子詠5句 自他不二(じたふに)と秋風に身を吹かせけり 離脱して心がたかし秋高し 日々見えぬたて糸つたひ秋の雨 秋の日の無音あまねし両子谷 鎮台に父祖果てし色秋夕焼(あきゆやけ)

  • 歳時記秋補強9

     田辺風信子詠5句 暮の秋(くれのあき)一柿(いっし、俳人、S40)は両子に遊びけり 妻と犬ゐて寂しまずおそ秋を 海苔ひびを海に暮れしめ行く秋か 夜寒(よさむ)かな一汁二菜(いちじゅうにさい)ほどの幸 入りかけてしばらく赤し秋没日(あきいりひ)

  • 歳時記秋補強8

     田辺風信子詠5句 藪蘭(やぶらん)の青おぼおぼと夕まぐれ 自立とは孤高か知れず吾亦紅(われもこう) 家の燈(ひ)がほのかに点(とも)り秋の暮 秋ふかしマチさんが醤油借りに来る うそ寒に天井見つつ眠りけり

  • 歳時記秋補強7

     田辺風信子詠5句 ひそやかに秋海棠(しうかいだう)の秘む孤独 ごじごじと生姜を擦りて我執(がしふ)解く たうきびの髭(ひげ)たくましく収穫す 稗(ひえ)抜くや古き自生をたふとぶも 間引菜(まびきな)のレゾンデエトルの夕餉(ゆふげ)かな

  • 歳時記秋補強6

     田辺風信子詠5句 渡舟(わたし)へと下る斜り(なだり)の草の花 葛咲けば川を上りて学に就(つ)く かたはらに鶏頭(けいとう)咲かせ施無畏印(せむいいん) 紫苑(しおん)さくここ六郷(ろくごう)の走水(はしりみづ) 紫蘇の実の醎つぱさ(しほつぱさ)父の偲ばるる

  • 歳時記秋補強5

     田辺風信子詠5句 芋の露薙野(なぎの)の辺り越ゆるとき 子供等がこそぶりあふや猫ぢやらし 女郎花(をみなへし)山道を越す人はなく くれなゐの雁来紅(がんらいこう)に過去が顕(た)つ 黍団子(きびだんご)食ひたしお伽話きき

  • 歳時記秋補強4

     田辺風信子詠5句 秋草を踏んで今年も歩くこの足 葉間(はあひ)より見ゆ七草の葛の花 をちこちの野に自在なり秋の花 粟餅の黄のゆたかさを頬ばれる 泡立草の黄はさむざむし丈高く

  • 歳時記秋補強3

     田辺風信子詠5句 きりぎりす汝(なれ)は歌曲の中に生く ちちろ鳴く東荘園つひの家 地虫鳴く現身(うつしみ)を泣くわれに似て 帰燕(きえん)ひとたび更に一度舞ひて去る とんぼうのしばし浮べる里の空