行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログ

医療福祉と文芸が専門の田辺と申します。どうぞよろしくお願いします(^o^)

2018年3月のブログ記事

  • 作品5句:初夏まへの春

    (作品5句:初夏のまへの春) 揉みいづるがに柿若葉 ちゆうれ中間ガヤ芸人 イタドリも芽吹いた 梅の青実少し多いぞ 初夏のまへの春になつた

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  • 作品5句句:鍔競合ひ

    (作品5句:鍔競合ひ) 一面の光となつて花 花の街だよヨーイヤサー 薄桃の雲はよー街ざくら 何何フアーストの世界連鎖 AIで米中鍔競合ひ見てゐる日本

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  • 作品5句:無音

    (作品5句:無音) 押しかぶさつてきて桜満開 夢のない政治家いちやもん ぽつりぽつり魚腥の芽 丸つこい双葉これ青紫蘇 テレビ消して未明の無音

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  • 第93篇:桜花始開

    (第93篇:桜花始開) 桜花始開風撫頰(桜花咲きそめて風頬を撫で) 宿酔幾許回復了(宿酔はいくばくか癒えたり) 昨夜久々去演歌(きぞの夜久々に演歌に行き) 唱歌且和主人談(歌を唱いかつ主人と談じぬ) 聴説士生在国見(士は国見にて生れしとうも) 見面是於這酒店(出会はこの酒店にてなりし) 弾吉他四十... 続きをみる

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  • 第92篇:家郷

    (第92篇:家郷) 草木新葉増青萌(草木は新葉青を増して萌え) 小庭蕗白花要長(小庭蕗の白花の長けんとす) 従昨十月底日寒(昨年十月末より日寒うして) 心在縮宛成鉛塊(心縮みさながら鉛塊になる) 最后天変了暖和(ようやく天は暖かうなりて) 心也越過越兪了(心はしだいに癒えきたれり) 孖渓魚在出不出... 続きをみる

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  • 作品5句:お日様

     お日様 黄ばんだ蕾だけの桜の下ゆく 温研まへの桜も蕾 三時に起きてぼーつと老人 丹波山の主婦の遠足日向ぼこ 春お日様はありがたい

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  • 作品「ことのは」の意味

    先日来作品としてⅠからⅣの「ことのは」を発表しました これは友人家族先生方の言葉で私に影響を与えてくれた語の断片 つまり友人たちの言葉である一方で私の脳裏の言葉です 言葉には私の感謝の意を込めて実名を付したいと思いましたが 今とかく個人情報に厳しい目が向けられるので 既に亡くなっている有名な先生の... 続きをみる

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  • 作品5句:ことのはⅣ

    (作品5句:ことのはⅣ) そいな奴には足しちょけよ 兄 そいな確ともねえ 母 兄ちやんは同意でいいな 妹 各曲宝の山だね 県庁友人KK氏 誓ちやん久しいのう今日は何事 両子寺元住職

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  • 作品5句:ことのはⅢ

    (作品5句:ことのはⅢ) 仕事をすれば請求は当然 友人M氏 東京大丈夫ノイローゼになる人も多いのに 県庁友人TM氏 人間はパンツを穿いた猿ですよ 県庁友人MO氏 銀座稲荷に毎日成功を祈つたよ 俳人(友人)MN氏 俺進学にしたぞ 友人KS氏

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  • 第91篇:諺語

    常有諺語我愛用(常わが愛用する諺語あり) 寸金難買寸光陰(寸金寸光陰を買うに難し) 這諺説是人易老(この諺人の老い易くして) 而有不大時間的(大いに時間あらずと説く) 少時我有不計悩(若き時我不計の悩みあり) 称其戦争而求脱(そを戦争と称し脱を求む) 現在想那是甚麼(いま想うにそはいかなる) 六十... 続きをみる

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  • 第90篇:暖和

    陽光従晨甚暖和(陽光朝よりいと暖かにて) 何処聴見目白声(いずこか目白の声がする) 世上激動対心痛(世上の激動は心にいたく) 常々想是作行人(常々想う旅人にならんと) 従都回来二十年(都より帰り来りて二十年) 有時回顧也朧朧(時おりかえりみるも朧朧) 但我不能忘芳気(ただわれ芳気を忘れ得ず) 今也... 続きをみる

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  • 作品5句:ことのはⅡ

    まじめ過ぎる 俳人N氏(友人) 病気の時くらいは哲学でも読めよ 高校MT君 時が解決するわ 兄 僕がアフターケアするから 県庁T上司 文に「私は」が多すぎる 妻

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  • 作品5句:ことのはⅠ

    (作品5句:ことのはⅠ) つくしのごとくすくすくのびよ 幼稚園高橋・三浦先生 要らんことまで言うな 小学校財前先生 勉強せなつまらんぞ 県庁U上司 大げさに詠みなさいよ 歌人佐藤志満先生 今度国東に行こうよ 俳人鈴木真砂女先生

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  • 作品5句:未済

    (作品5句:未済) 東災忌南無七年 価値ひつくり返つて七年しづか 二万余のみ霊を心底に守る 西日かうも伸びた 日伸して人生なほ未済

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  • 作品5句:廬山(ろざん)

    (作品5句:廬山) 鶴ちやん修行と自在 形踏まへて形を離る 書はその余白にて命得る 自在は独善も亦可 山山廬山両子山

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  • 作品5句:玻璃窓

    (作品5句:玻璃窓) 春のうしほ北の泪含んで 梅の落花がひよ鳥の仕業か 啓蟄近い私も穴を出るか 老化ずんずん晩酌酒二勺減る 目白遊んで玻璃窓明るうす

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  • 題89篇:題廬山

     題廬山 平成30.3.5 于映像看過的廬山揺動心(映像に見たる廬山に心揺る) 蘇師也詠的這山親近(蘇師も詠みたるこの山親し)  注─蘇軾には、「題西林壁」がある。また、この山麓に空海と 親交のあった可能性もある白居易の草堂がある。

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  • 第88篇:啓蟄前

    (第88篇:啓蟄前) 啓蟄前一日暖和(啓蟄前一日は暖かうして) 梅樹頻使散花弁(梅樹頻り花弁を散らしむ) 三日嵐之后日穏(三日嵐のあと日穏かにて) 気象急変為心乱(気象急変し心を乱れしむ) 近時世事甚混沌(近時世事ははなはだ混沌) 諸国重武改装備(諸国武を重じ装備を改む) 守来平和七十年(平和を守... 続きをみる

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  • 第87篇:豊岡港

    (第87篇:豊岡港) 早春於豊岡釣魚(早春豊岡にて釣りするも) 魚影不見糸不揺(魚影は見えず糸揺らがず) 波上頻飛海猫群(波上頻りに海猫群れ飛び) 白頭黄嘴甚悠然(白頭黄嘴の甚だ悠然たり) 港正在鹿干菜漁(港まさに鹿尾菜漁にあり) 地面広範干着菜(地面に広く菜を干しあり) 漁師人們談且働(漁師らは... 続きをみる

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  • 作品5句:見えない風

     見えない風 目白二羽不即不離に梅の蜜吸ふ ひよ鳥目白から梅花横取り 梅咲くと鳥の楽園かつ戦場 虫になつて座つてみたい仏の座 見えない風が暖かいな

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  • 作品5句:空海さん

    (作品5句:空海さん) 「ん」これ空海さんのお土産かい 小鳥ぽろぽろ梅の蕾を地にこぼし 一片の青空に黄光犬ふぐり 手をつなぎピンチもプラスTPP らあちゅゝるうちゅゝ母が筵打つ

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