行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログ

医療福祉と文芸が専門の田辺と申します。どうぞよろしくお願いします(^o^)

2024年2月のブログ記事

  • 060229

    060229 散り敷ける梅の花踏み早出かな やはらかに並木を濡らし春の雨 定例の診察受けて青き踏む 老癒す薬はないか春の雨 啓蟄を待つや蝶の子案じつつ (ロバートさん1)

    nice! 1
  • 060228

    060228 老いて各々病あり過去皆朧 菜の花の咲く両子谷父母は亡し 四十余(よそまり)の年を住む家梅の花 バカラボトルの透明に吹き風光る 安寧は連続の糸春の風 (青い山脈)

  • 060227

    060227 梅咲いて老幹黒く過去まとふ 立眩み妻仆れたり梅咲く日 起立性低血圧症恐し春 咲く梅に目白の番来て遊ぶ 沈黙は寂や春宵不是千金 (組織と野山)

    nice! 2
  • 060226

    060226 妻寝ねし後の静けさ春の夜 犬死んで春愁こころ何に置く 春愁をさしあたり消し酒の宴 春雨や朝の暗さもほのかにて 朝より雨音まるき雨水かな (琥珀色)

  • 060225

    060225 やり直せやり直せ直せとぞ春一番 挫折など過ぎれば風よ春はやて 乾坤を行く行人に春の風 古里の久保どん山の木の芽かな 春空へH III上る夢開き 2月17日9時22分22秒 (生活介護)

    nice! 1
  • 060224

    060224 良と呂のニ神に守られ花菜酒 レミー飲んでさながら沈む春泥に ニ人一頭一頭が欠け春炬燵 肩書はかなぐり捨てた春の風 行人の如き一生に春の風 (この家)

    nice! 1
  • 060223

    060223 蕗味噌のほろ苦さ我が生きに似て 歯跡蓋とり飲む水温む未明の座 引き連れて亡者が過ぐる春疾風 初蝶が心を救ふ如く飛ぶ 草青む愛狗の死をば受け容れて (誓也大叔父)

    nice! 1
  • 060222

    060222 初蝶や姿見てすぐ水流す 黄揚羽が行く我が庭に生れし子か 兄来ると三つほど摘む蕗の薹 春昼に兄とヘネシー飲まむとす 老兄弟の褒美蕗味噌蒟蒻酒 蒟蒻酒はコニャックのダジャレです(^^) (久保どん山)

    nice! 1
  • 060221

    060221 寝所は良呂庵なり春の宵 良と呂のニ神と夜を千金に 春疾風老の心を寂しうし 真砂女さん隣る酒席に春疾風 銀座卯波にて 銀座柳通りの卯波夜千金 (従妹)

    nice! 1
  • 060220

    060220 千金の夜や天才のピアノ聴く 辻井伸行氏 千金の静寂破り春はやて 浅春の民を見下す国に住む 羽ちぎれゐし黒揚羽今いづこ 真夜に覚め音の寂しき春疾風 (回想)

    nice! 2
  • 060219

    060219 沢庵を食ふ喜びも老のうち 久びさの麗かな昼酒美味し 春日和韓国客がバスで来る ミニチユアの我が作り川水温む 法舎への道背戸となり蝋梅花 (幾歳)

    nice! 2
  • 060218

    060218 内弁慶の兵擬(つはものもどき)鬼は外 屯して犇くのみや蝌蚪の黒 おうい春の雲さん東京へ行くんかえ 暮鳥詩碑見し日も遠し春の雲 大洗にて 春泥を付けて農夫の脚確と  (初蝶)

  • 060217

    060217 水美味し旧正月の朝なれば 春節の語不要 蹴をして脚振らついて春炬燵 春宵の無為が千金オンス酒 外笑内貶裸大将春風裡 韜光養晦遍く及び春無辺 (七十年)

  • 060216

    060216 友の社の玩具が月へ春快挙 侵略を許してならぬ春の陸 春炬燵戦のデマが空を舞ふ 春愁や己が死場を探すなど 鎮台に死したる父祖や草青む 田邊善三郎  (人の最期3)

  • 060215

    060215 巨大ロケツトH3延期雨水前 17日に 庭芹を摘むやほとほと田舎人 如月や未解がいまや心地よく 文化への干渉はよせ春侵侵 民貶す長珍しや春の怪  (人の最期2)

  • 060214

    060214 劣化せし戦後の仕組花を待つ 保守といふ花咲爺よ花咲かせ 春炬燵その支配下を離れ得ず 寛容に寄生する闇深し春 潤ひの雨降るといふ雨水待つ  (人の最期1)

  • 060213

    060213 春深し電波ジヤツクといふ新語 国際化なる混沌の冴返る 混沌を祝ふ輩に負けじ春 千金の夜が石ころに大人の後 春愁が来る政界の魔界から  (車椅子移乗介助)3

  • 060212

    060212 落胆を命を乗せて春の風 春寒の雨降る未明チヨコを食む 愛犬の逝きて十月へ春空虚 福祉の押売はせぬよ(自由律) 早春の雨はますぐに降り沈む  (車椅子移乗介助)2

  • 060211

    060211 駒打つて楽しみが増す目借時 連続の一非連続蝌蚪の紐 オリオンの巨大へ向かふ春の夢 俳句とふ己探しに春立てり 延々と未解が続く春風裡  (車椅子移乗介助)1

    nice! 1
  • 240210

    240210 人はみな過去となりたり老の春 未明より我に親しや春炬燵 めげるなき君か今年も蕗の薹 春立つや空しく軽き右腕も 春愁や今更に知る母の海  (昼酒)

    nice! 1
  • 240209

    240209 意に沿はぬ怪体のメディア盛ん春 パソコンとスマホが救ひ春愁は テレビなき世に戻りけりみな朧 法治とふ真が崩れ春泥に 作為より自然に帰れ春の夢  (愛犬良君)

  • 240208

    240208 久々にお手伝いで契約書(案)を作成(現役モドキ呆けです(^^)) 駒打つて春の山気の如き吸ふ 隠遁の安心が即春愁に 無へ歩む生きの現や春無辺 七十路の孤独に慣れて豆を撒く 負の連鎖尽く去れ鬼やらひ  (愛狗)

  • 240207

    240207 梅咲くや賞など必要ないで賞 ニン月の榾木茸の駒を打つ 駒打をせし腕疼く春の宵 とろろ飯両子の郷は此がある 季節越え春の蚊となり攻撃す (火の子)

    nice! 1
  • 240206

    240206 立てるとふ言葉を死語に名残雪 菜の花や仏も遊ぶ両子谷 代りなき不他の両子の山笑ふ 良く死ぬは良く生きるかな黄水仙 風光るここはひんがし荘園郷  (駒打ち)

    nice! 1
  • 240205

    240205 朝から春寒の雨です 幾人も人去りにけり水温む さしあたり黄揚羽を待つ時すさび 人間(じんかん)に少しく迷ひ青き踏む 父生家舗装路になる春現 大洗にかつて聞きたり春の潮  (人間:じんかん)

  • 240204

    240204 今日は立春、嬉しいですね(^^) 湯の街のここ竹瓦梅の花 路傍より湯げむりが立ち黄水仙 生かされて生きむと老が青き踏む 春の雲一つがちぎれ東京へ 生きるとふ重き連鎖に犬ふぐり  (時の中)

    nice! 1
  • 240203

    240203 丹念に鬼を遣らはむ豆つぶて 鬼やらひ七十二個も豆食へぬ ともあれや冬了るかな豆撒いて もう少し生きてみようと青き踏む 春立ちぬ母逝きてより兄が病み  (下ん道)

    nice! 1
  • 240202

    240202 白みゆく東北東の恵方かな 庭なかの榊の方の恵方とぞ 良君の逝き八カ月春浅し 沖おぼろ二艘三艘漁り船 悲喜なべて過去へ流れて草青む  (甲辰の年)

  • 240201

    240201 音のなく立てる並木に春近し 朝月のすでに下弦へ睦月尽 風光る街より帰り居間に坐す 石垣の石の白さに春来る 坂下に始まる海の沖朧  (転生)

    nice! 1