行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログ

医療福祉と文芸が専門の田辺と申します。どうぞよろしくお願いします(^o^)

2023年8月のブログ記事

  • 230831詠

    230831詠 季語前置なじか芸なき夜長かな 俳句とふ一カンタータ秋の風 はつ夏に狗は逝きにけり秋悲し 実景が思ひを起こす秋の海 秋の夜俳句音読法に凝る (短歌の部)

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  • 230930詠

    230930詠 白き塔あまたが謎の海市立つ 水引に水の傍へと告げらるる 萩の咲く山麓までの我の旅 土ありてこその命か秋の土 闇と時甦るいま秋の夜 (短歌の部)

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  • 230829詠

    230829詠 少年の心もてよと数珠稔る 鯊釣の鈴の音する風の中 愛狗死に今年は赤し彼岸花 EVの無音接近秋暑し 我が家の狗神ニ柱空気澄む (短歌の部)

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  • 230828詠

    230828詠 憎しみの権化の百足潰しけり 宗匠に遠く及ばずとろろ飯 秋深し反故の紙積む常の居間 他を貶す思想に触れて倦める秋 愛狗逝き露けさいよよとめどもなし 注)上記の正誤(よろしくどうぞ)正「フェルマータ」誤「フェルマーク」 (短歌の部)

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  • 230827詠

    230827詠 板敷に覚めて打坐する秋未明 板敷の硬さに愛狗おもふ秋 紙魚出るや瞬時に命潰しけり 季節をば下げたる百合の残暑かな 過ぎて来し悲歓離合や星祭 (短歌の部)

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  • 230826詠

    230826詠 鯊釣や岸に鈴の音ちりりんと 妥協せぬらしき白花木槿かな 庭なかに穂の嬉しけれえのこ草 狗の寝ねし板敷の間に秋の夜 犬好きの一生でよろし秋未明 (短歌の部)

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  • 230825詠

    230825詠 ウイキペデイア何の権威ぞそぞろ寒 電波をば牛耳る外資秋深し 大河などとうに滅びて無為秋夜 音色いま雑音といふ虫時雨 趣味域の歌人もよけれ秋深し (短歌の部)

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  • 230825詠

    230825詠 ウイキペデイア何の権威ぞそぞろ寒 電波をば牛耳る外資秋深し 大河などとうに滅びて無為秋夜 音色いま雑音といふ虫時雨 趣味域の歌人もよけれ秋深し (短歌の部)

  • 230824詠

    230824詠 桜葉の揺れて眩しき秋日かな 老人は家籠るのみ秋暑し 甘草も露草も我が庭の花 水やれば黄揚羽と来る蜆蝶 夕立後揚羽舞ひをりにはたずみ (短歌の部)

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  • 230823詠

    230823詠 狗の歩みし床に手を置く秋思かな 七から八のまじなひ不思議星祭 露の世や肥大化の自が他を呑んで 自他不ニの国ありがたし秋深む トラブルは二元で来るか秋の謎 (English) stretch my arms on the floor. where my dog had been li... 続きをみる

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  • 230822詠

    230822詠 水流す庭トンボ来て産卵す 狗を思ひ寝ねらへずゐる秋夜かな 別離苦は母大人狗へと秋思生む 書士了へて自由の身なり空高し 由布麓は萩さく頃か詩心(うたごころ) (短歌の部)

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  • 230821詠

    230821詠 狗の遺品蛙のコースター秋に入る 狗の占めし部屋に常寝る秋夜かな 善悪が転換しゐる秋暑し 事勿れ主義蔓延し秋を積む 野分去りまたの日に駄句出来上る (短歌の部)

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  • 230820詠

    230820詠 秋陰に人腰かけて願かくる 物と力そを知る意志に空気澄む 虫の夜行田脱却法が成る 決意して狗の死顔を見得し秋 転生し狗よ帰り来よ虫しぐれ (短歌の部)

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  • 230819詠

    230819詠 虚に流れ世のほとほとはそぞろ寒 我が生きを譬へば庭の零余子かな 寒蝉や世に心庭に加奈可那と 立秋に耳百葉集編み始む 寒蝉が鳴く卓上に耳百集 (短歌の部)

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  • 230818詠

    230818詠 「か」で結び讃嘆つづく秋の風 ぐうたらか剽軽か逆さま金魚 観念し蓑虫つひに木に下る 孤独かな黄揚羽に日々声かけし 秋霖に会話が欲しい老夫婦 (短歌の部)

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  • 230817詠

    皆さんお盆も終わりましたが、いかがでしたか 私の方、愛犬の初秋祭の弔いも終え、やっとこれから普通に歩んで行けます 今日からまた、文芸を始めさせていただきます 230817詠 露けさや彼の岸が今しのび寄る 天の川七から八へ人流る いなびかり閨とは過去を残すもの 鱗雲大人発ちてより世が乱る 星流る我が... 続きをみる

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  • 盆休みお知らせ

     12日から16日まで盆休みとし、したがって 出句は17日からとさせていただきますので、 よろしくお願いいたします

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  • 230811詠

    230811詠 唐黍食ひ言葉貧しく「うん甘い」 昔より死が近き日に星祭 天空を羨しと仰ぐ星祭 係累を全て肯ひ墓洗ふ 山へ来よ上り来よとぞ葛の花 (短歌の部)

  • 230810詠

    230810詠 夫婦先師に師事三十年黄月忌 朝焼が往くさ帰るさ海けぶる 卓上のパインが匂ふ秋未明 盗み入る賊討ち果たせ花柘榴 紅のカンナ燃ゆるや戦なほ (短歌の部)

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  • 230809詠

    今日はなぜか川柳になってしまいました(^^) 230809詠 テレビなき間諜時代秋に入る 中国の警察も居る秋思かな 外資いま無法乗取秋冷す 大蔵の掌の上虫鳴けず 暗殺が擁護と無視にそぞろ寒 (短歌の部)

  • 230808詠

    230808詠 湿漉漉爽爽爽と秋に入る 水引の花に誘はれ墓参り 囲りみなリモコン社会秋に入る 黄揚羽も庭の住人水を打つ 息吸ふも吐くも苦しき残暑けふ (特別詠)今日は8月8日私の短歌の先師佐藤佐太郎先生の忌日で季語では「黄月忌(こうげつき)」でオーソライズされています。よって5句。  黄月忌に 歌... 続きをみる

  • 230807詠

    230807詠 つけペンの朱色のインク秋に入る 終活は了へてはならぬ秋思かな 癒す句に謝し奉り盆近し この街の救急優る気澄むよ 一人揉む脚のたゆさや秋の夜 (短歌の部)

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  • 230806詠

    230806詠 愛狗との別れが遠くなりて秋 まつはり来る黄揚羽は狗の転生か 舐めくれし右腕空し秋に入る 打坐なして十有余年天高し ウクライナ負けるな咲かせ花柘榴 (短歌の部)

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  • 230805詠

    230805詠 老の身の検束かるし秋風裡 爽やかや夕風の入る玄関は 緑陰に老人救ふ神の蔭 日商を通り抜けして青田かな 於溜池 秋思かな見るテレビなき沈黙は (短歌の部)

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  • 230804詠

    230804詠 沖つ方海たぎつ見え残暑かな まだ迷い笑 一人立ちせし頃おもふ朝の焼 庭に来る黄揚羽蜥蜴水を打つ 転生し愛狗帰れや秋に入る 夕涼の風の恵よありがたう (短歌の部)

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  • 230803詠

    230803詠 鼻筋を直し初秋の一画とす 山の絵に一句を付して秋思かな 拘りて約五十年秋の鬱 秋寂し山くきやかに見え過ぎて 水打てば近く来て秋蝶の礼 (短歌の部)

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  • 230802詠

    230802詠 人差指で草書をなぞる残暑かな 指文字の形整ふなき残暑 秋暑しいまだ引摺るペツトロス 終活といふ諦念も秋に入る 初秋が先づは己の影に来る (短歌の部)

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  • 230801詠

    230801詠 雷鳴る夜カンテラ点けて身を潜む 蚊帳に入り匂が時を遡る 盆近き真非ニ榊弥茂る 岩屋根の下に願かけ秋を待つ 夏負といふお墨付無為通す (短歌の部)