2017年11月のブログ記事
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朝よりの しぐれに桜の古木濡れ をりおりに散る おもき紅葉葉
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山芋の葉は黄葉して風のなき朝の庭にひそと しづもる 妻と来て深江の波止に釣りをするさむき曇の 下の一時 東京に上る三日まへ連絡をして橋本の駅に子 を呼ぶ 好物の柿を買ひ置きをりをりに食へば懐かし 古里おもふ 兄は今年六十七歳になりしとぞともに老いた りともによく飲み
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実相寺舎利塔のうへ雪雲のくろく増しをり冬 晴れの午後 新別府病院のうへ「つるりん」は湯治場なら ぬ日常根づく 住み慣れし東荘園湯の街の様にはあらず家居 やすけし 朝毎に鶴見岳みて出勤すこの頃山の寒くし見 ゆる をりふしに天心軒のラーメンを家族で食べて 代書に励む
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窓外に山桜のもみじが見えていて 今日は天気がいいので美しく日に照っています 今日の午後は書士会の委員会で大分出張です 11月も下旬に入り何となく 年末の雰囲気が出始めました みなさんももう一息元気で年末を迎えましょう! 冬紅葉日に照る今を存在し 田辺風信子
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今朝は5時40分頃から早出出勤で 在留事案に挑戦しています この関係はなかなか正解がないので いつも四苦八苦です ほかはほとんど懸案の見通しがつき 今年も終わった感じです 書士が書士に書類引継ぎ年暮るる 田辺風信子
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おだやかな初冬の日がさしていて 気持ちのよい小春の朝です 俳句では小春をコハルといいますが 短歌では厳しく飾り読みはするなと言われていて ショウシュンと読んでいました 短歌は雑念が入らず気持ちが純粋に出ることを 追求するからでしょう 今日はいちにちのんびりしようか・・・ こころなしか車が少ない... 続きをみる
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とろろ飯食へば口中に土の香の満ちてゆたけ し年晩れんとす 明け遅き外に烏の声きこえ遠き太古へ思ひの めぐる 震災に涙流して過ごしたる三月の日々過ぎて しづけし 今年はや暮れんとしつつ厄明けのわが身はか くもいとほしきもの 怠惰なるわれの起居に得しものを歌に作りぬ 命といひて
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やっと風邪が治りつつあります 自分の風邪妻の風邪犬のケンネルコフ 人騒がせな風邪事件でした 今日は一日「第二歌集 聴風」の改訂版を作って やっと終了したところです さあ帰って一杯飲むとするか 風邪癒えて脳中の景復活す 田辺風信子
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友が家に未明よりのむ酒うましいまし山の端 に太陽いづる レアアースの商取引を熱く言ふ友の瞳がいた く輝く 庭なかに摘みし羊蹄を酒肴としのむ酒うまし 語らひながら 粘りある赤土を掘るさいはひに浸りてひとり 山芋を掘る 求道者の貧たるべきを説かれたるいにしへび との心したしも
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風邪を引いたのでちょっと強い薬PLを飲んだら 悪夢にうなされました それでも眠っただけ悪寒がなくなって 何とか復活です(笑) 普通の風邪かインフルエンザかどっちかわかりません みなさんもご自愛くださいね 咳すれば犬もケンネルコフをせり 田辺風信子
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長芋のとろろご飯を日々食べて心ゆたかに秋 日を送る 庭なかの茶の木に蕾あまたつく程なく白き花 を咲かせん 木犀の花の香りもすでに無し庭しづもりて立 冬ちかし 一日の運動にして事務室に十三分の走りをこ なす つつましき暮らしに浸り二度となき一生を歩 むやさしくなりて