近詠5首:さむき曇
山芋の葉は黄葉して風のなき朝の庭にひそと
しづもる
妻と来て深江の波止に釣りをするさむき曇の
下の一時
東京に上る三日まへ連絡をして橋本の駅に子
を呼ぶ
好物の柿を買ひ置きをりをりに食へば懐かし
古里おもふ
兄は今年六十七歳になりしとぞともに老いた
りともによく飲み
山芋の葉は黄葉して風のなき朝の庭にひそと
しづもる
妻と来て深江の波止に釣りをするさむき曇の
下の一時
東京に上る三日まへ連絡をして橋本の駅に子
を呼ぶ
好物の柿を買ひ置きをりをりに食へば懐かし
古里おもふ
兄は今年六十七歳になりしとぞともに老いた
りともによく飲み