作品5首:23年夏の2
三万首は詠み棄てにけんひたすらに生きの証
となすはかな事
をやみなく梅雨のあめ降り宿酔のにぶき思考
を半日保つ
農家より鎮台に上がり戦死せし先祖善三郎を
時折おもふ
をりをりにこぶしを握り自らに力のありとひ
とり喜ぶ
世の中は混沌にありとりわきて若き者らに仕
事のあらず(平成二十三年六月)
三万首は詠み棄てにけんひたすらに生きの証
となすはかな事
をやみなく梅雨のあめ降り宿酔のにぶき思考
を半日保つ
農家より鎮台に上がり戦死せし先祖善三郎を
時折おもふ
をりをりにこぶしを握り自らに力のありとひ
とり喜ぶ
世の中は混沌にありとりわきて若き者らに仕
事のあらず(平成二十三年六月)