行田法舎(ぎょうでんほうしゃ)のブログ

医療福祉と文芸が専門の田辺と申します。どうぞよろしくお願いします(^o^)

前津江の作詞家

平成6年頃ですが前津江村曽家
(ぞけ、今は日田市)に
おじいちゃんの作詞家がいました
お名前を綾垣虎雄さんといいます
その方が新聞で作曲家を探しているが
見つからず困っているときき
誰もいないならと手を上げました
当時は医療行政で大変でしたが
お役に立つならと申し出たのです
今懐かしく曲を復刻し詞を読み返してみますと
綾垣さんは地域づくりに熱心な
おじいちゃんだったんだなと
改めて感じました
ここに綾垣氏の業を讃え
作品を発表させていただきます


 曽家の里  綾垣虎雄


豊後の国の前津江は
誰が名付けた曽家の里
行こう自然がすばらしい
遠い昔の人々の
夢で築いたこの村は
住めば豊かな良い処


川の流れのせせらぎに
かじか山女も泳いでる
御前岳やら渡神岳
育む人のやさしさを
伝えて祀る天満宮
村の幸せ永久にあれ


五百有余の年月に
築いた林業受け継いで
暮らす人らに栄えあれ
まわる年輪幸せに
人情豊かな前津江は
平和な村よ曽家の里



 大山くどき  綾垣虎雄


はあ〜わたしゃこの町大山そだち
一度来てくれ大山町に
緑ゆたかな梅栗林
誰が名付けた梅栗植えて
ハワイゆくのもハワイゆくのも
楽しいじゃないか


はあ〜これを夢見た皆みな様が
実りさせたが宝の山よ
花の香りは海外までも
匂いきかせて実は大山に
ほんにゆたかなほんにゆたかな
大山町よ


はあ〜嫁にゆくなら大山町に
可愛がられてみな幸せよ
梅の小枝にうぐいすさえも
唱いながらに飛んで来てとまる
唄をきいたら唄をきいたら
心もはずむ


はあ〜ちょっとここらで天竺台よ
梅の祭は大久保台で
老も若きも踊ろうじゃないか
町の中心烏宿の神が
人の幸せ人の幸せ
守ってくれる


はあ〜少し上れば松原ダム
ユースホステルが手招きしてる
客も見ほれる景色の良さよ
またも来るよと後振り向いて
名残惜しげに名残惜しげに
別れを告げる


 長くなりましたが以上です
 なおCDに興味のある方は
申し出ていただければ差し上げます


  先人の詞のおほらかさ青田ほど  田辺風信子

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