作品5首:23年夏の3
経済の過大需給の醒めしより久しくつづくこ
の閉塞は
道のべにおしろいの花さく見れば震災後の炎
暑が空し
すゑし香を放ちて梅の実の腐る庭暑くして風
のなき午後
いくばくか饒舌となり一日終ふ収入上がりし
夕べにあれば
しきしまの大和の土に生れたるをのこの吾は
多くを欲らず
経済の過大需給の醒めしより久しくつづくこ
の閉塞は
道のべにおしろいの花さく見れば震災後の炎
暑が空し
すゑし香を放ちて梅の実の腐る庭暑くして風
のなき午後
いくばくか饒舌となり一日終ふ収入上がりし
夕べにあれば
しきしまの大和の土に生れたるをのこの吾は
多くを欲らず