庭いじり爪に噛む土秋深む つは蕗の花茎もたげゆく日和 小六月とふ何かしら清き昼(ちょっと先取り) 梅もみぢ散る午後晴れて暑き庭 西日引く海真つ平あを黒く
2022年10月のブログ記事
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鶴見句会という少人数の句会ですが、今日午後あります。 人の俳句の”いい所”を発見できたらと思っています(^o^)
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行く秋は逝く御霊かな代書室 秋雲よいまは東京を目指さぬか 秋の空その又奥に闇をもち 心までしぼんでならぬ秋夕焼 入管の要領にまで秋の雷
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ピエロ来る刈田となりし村の道 かつて田舎芝居ありき 鶏頭の咲いて無住の村の家 田舎ももう限界か コスモスや老には老の恋がある 俳人も星宿に似る紫苑かな かつて別府に結社紫苑ありき 紫蘇の実を採る枝を削ぐごとく引き
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日に一度する水遊び秋の水 いづくへか芋虫の去り庭閑散 ぎりぎりす光あるゆゑ物があり 草取し農業の苦と母の過去 大地とふ命の一(い)の地馬肥ゆる
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若い人のグループで、なかなかいいサウンドです。ユーチューブ中心だそうなので、ぜひ聴いてみてください。ベースとボーカルよし。
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ワクチンを四度も打ちて秋惜しむ 思考する命たふとしあきざくら 秋の宵(よ)の歳時記魂(たま)の声満つる 秋の夕海の平(たひら)があをぐろし 波止を打つ秋の潮(うしほ)や触りたし
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大人逝きし鬱老の鬱秋ふかし 日が見ゆと喜ぶゆふべ秋の浜 咫尺へと物集まり来法師蝉 梶の葉に倭可行末乎尋音卜利 手にさはる南瓜の葉とぞ踏みてゆく