初めての上京
高校の机の窓から汽車の通るのが見えて
その時刻を机にエンピツ書きし
汽車を見て「あれは東京に行くんだ」と
あこがれていました
その後初めて東京に行ったのは昭和44年でした
就職地の福山から夜行列車に乗り
翌日の午前10時頃東京に着きました
東京で働いていた兄が東京駅に迎えに来てくれていました
東京で兄弟が出会った感動はいまでは夢のようです
銀座のACB(音楽喫茶アシベ)でテンプターズを見たこともまた懐かしい
その後2,3年でアシベは音楽喫茶を廃業したとか
田舎者のあこがれの東京はいまも私の心の中で続いています
東京の憧れいまも木の葉髪 田辺風信子