志満忌の提起
佐藤志満先生は私の短歌の師で
平成21年7月23日に他界されました
私は先生の忌日を何とか俳句に詠むべくこのたび
「志満忌(しまき・しまんき)」として俳句に詠むことにしました
しかしできれば「玫瑰忌(まいかいき)」などの方が魅かれます
先生の歌に
老の身を削るごとくに悲しむに薔薇ひかり咲
き命を惜しむ 佐藤志満
というのがありそれを季語に活かせないかと思うからです
惜命忌がよいのですがすでに俳人石田波郷氏の忌日になっており
バラの一般的表記「薔薇」は季語としてはちょっと重過ぎです
それなら「ハマナス」との意味重複があっても
「玫瑰忌(まいかいき)」の方が季語として美しいです
一昨日志満先生とご主人の佐藤佐太郎先生(忌日は8月8日「黄月忌」)を偲び
俳句をペアで詠みましたのでとりあえず次のようにしておきます
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梅雨明のころ風と来る志満忌かな
先生の逝きて八年志満忌かな
打坐了へて黙すは晩夏玫瑰忌
残生のわれとしなりて黄月忌
樟に影立つころぞ黄月忌